創業以来、社長として常に願ってきたことは、「社員のみんなに出来るだけ良い暮らしをしてほしい」ということです。家庭を築き、できれば家を建て、充実した暮らしを送って欲しい。そう願ってきました。私の夢は、足場業界のみならず、建設業界全体を「かっこよく、憧れられる仕事にしていかなければ」ということ。
ノルウェーでは、若者たちに最も人気の職業は「漁師」だといいます。家族で漁業に従事する人が多く「お父さんのようになりたい」と言って漁師を目指します。その理由として、仕事ぶりがかっこいいのはもちろん、「稼ぎ」の面でも魅力があるからなのだと思います。安心して働けて、良い暮らしができる。夢を描き、上を目指して働ける環境があるからなのだと思います。
私は、日本の建設業はノルウェーの漁師のように社会から必要とされ、家族から憧れられる誇り高い職業であると思っています。そして、今後も可能性が広がる業界だと信じています。社員みんなが「ここにいてよかった」と思える会社に、そして、ノルウェーの漁師のように、家族や社会から憧れられる会社にしていきたいと思っています。
そのためには、安心して働ける環境づくりが大切です。KANE-KENでは、「Ashiba Club」を掲げています。この仕事に誇りを持ちながら、部活やクラブ活動のように、和気あいあいと、何でも相談できるような環境をつくることで、社員みんなで高め合っていきたいと考えています。
私は、異業種からの転職で入社しました。当初、建設業は眼中にありませんでしたが、最初の面接で社長からいきなり“金田建設工業の悪いところ”を素直に話してくださいました。中途で働く上で、経営者へのリスペクトは必須と考えていた自分にとっては、そこが入社を決める大きな決定材料となりました。
現場パトロールを確実に実施。施工リーダー・スタッフのみならず、現場の営業担当者もこまめに現場に足を運ぶなど、徹底した安全管理体制を構築・運用しています。
社員やお客様の安全を守るためには、チームワークの良さが大前提。社内コミュニケーションを円滑にするための社内環境を整えています。
くさび式足場、吊り足場、次世代足場を豊富にストック。規模・時期を問わず様々な現場に対応します。高い技術力とノウハウは、お客様の安心にもつながります。
足場についての雑学を一部ご紹介。
社内でも、知っている社員は少ないかも?
「足場」の歴史は古く、古代エジプトのピラミッド建設にはすでに足場が取り入れられていたといわれています。
日本では、木材の入手が容易だったことから、丸太足場や木製脚立など、現在の形に近い足場が使われてきました。古いものでは、奈良時代の遺跡のそばに、足場を建てた跡とみられる、規則正しく並んだ「足場穴」が見つかっています。
江戸時代の人々の生活を富士山とともに描いた、葛飾北斎の『富嶽百景第三編「足代の不二」』という絵には、足場の上で働く職人と富士山が描かれています。この作品を見ると、当時の足場は、現代の足場とほとんど同じ形であることがわかります。
現在でこそ、ほとんどの足場は鋼製ですが、重要文化財の改修工事等の際は、建物を傷つけるリスクを下げるために、今でも丸太で組んだ足場で作業をしています。
たかが足場、されど足場。
足場を使った職人さんによる確かな知識や技術を活かした工事によって、たくさんの素晴らしい建物が今日もどこかで造られています!